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by i-sekkei | 2012-01-27 11:10 | i-gallery | Comments(0)

2012

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あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろお世話になりました。

時間の流れの早さを感じながら、時をやさしく紡ぐ工夫を、身の丈に合った暮らし方を、自然を身近に感じながらほどよい距離感での暮らし方を、そのままの日々の暮らしの営みを、気負うことなくさりげなく見つめていきます。
そしてこれからも、普段着使いのくらしの「うつわ」を丁寧につくり続けていきたいと思います。


猪熊弦一郎展 F A C E S Ⅱ  作品集より



今年も顔の連作になってしまった。描くうちに丸の中に目、眉、鼻、口をど
う位置づけてゆくかが面白くなったのだ。同じものにならないように考えな
がら筆を走らせてゆくのだが、描けば描くほどむずかしくなり、描けば描く
ほど面白くなるのだ。不思議だ。私はその作品が別に具象とか抽象とかいう
枠の中のことはいっさい考えないで、ただ丸とその他を組み合せて頭の中の
形体に対してこの友交を深めて行った積りである。
描いてみると、自分自身の力のサイズが自ずから解って来るようで自分なが
らたいした事は出来ない事が良く解った。絵はおそろしいもので、その人の
力いっぱい、それ以上の事は出来ない。自分が裸体になってそのままの生体
をさらけ出しているのが現在の作品であるから、良いも悪いもいかなる形式
を使ってみても、これが私の正直な姿である。今となれば、一枚でも多く思
うがままに勇敢に描き進む以外には無いように思われる。
最近50年ぶりにパリを訪ねポンピドゥー・センター、ピカソ・ミュゼ、そ
の他のパリに誕生した新しい建物を一つ一つ丁寧に見て来たが、どの作家も
自分の持っている力いっぱいに自分を出し切っている姿に接して、感動させ
られた。何でも自分の力いっぱいに出し切り続けた時に、初めて他の人をも
感動させるものになる事を再び強く知った。

1989年10月16日
猪熊弦一郎


今年もよろしくお願いします。
I 設計室 伊藤嘉浩
       
by i-sekkei | 2012-01-01 17:53 | Comments(0)